わたしも尺ヤマメが釣りたい!
そう思い、いつもより気合を入れ午前2時に家を出て4時前には入渓準備完了。
この日は兎に角散々、まず入渓してすぐワンキャストでPEがブッちぎれ先日購入したクリアーウッドをロストしてしまう。
この時点でもう帰りたくなってしまった。
水は濁ってるなぁ…。
最近、濁りの入った川での自作の反応が悪い気がする。
カラーの問題か、それともアクションの問題か、その両方なのか、気のせいか。
その後、またすぐに今度はZETSUMYO MDを木に引っ掛けロストしてしまう。
さらにさらにウェーダーの浸水が結構大変な事に。
度重なる転倒や藪漕ぎで穴だらけ、それを補修でごまかしてきたが、いよいよ限界か?
とりあえず変わりのウェーダーは持っていないので我慢。
と、兎に角テンションが下がる事ばかり。
本流を午前中一杯がっつりと釣り歩くも、10匹くらいだろうか、中には期待出来そうな大きさの魚もいたが、かかった魚すべてをバラしてしまった。
早起きして釣り歩くもバラしまくりでノーフィッシュ、この時わたしの心は完全に折れた。
午前中最後のほうは、シャープナーでリップを削ったり、トゥルーチューンというのだろうか?フロントアイを弄ってみたり、ウェイトを貼ってみたり、岩の上に座り込んでの自作のスイムテストと化した。
午前中の釣りを終えてもう帰ろうかとも思ったのだが、折角山梨まで来ているのだから少し探検でもしてみようかと車を山の中へと走らせる。
実は事前に少し目星を付けておいた場所があったのだ、本当ならば尺ヤマメを1匹上げた後にでも行ってみようかと思っていた場所なのである。
林道千足線終点という場所まで行って沢に入ってみる。
しかし1人ではなんだか心細くなってしまいすぐに退渓する事に、魚の反応は感じられなかった。
少し移動して里の中を流れる沢に入るとすごい反応、しかもデカい!、がここでもバラしてばかり…。
少し釣り上がるとすぐに遡行不能となった為、入渓した場所に戻り釣り下がるがこちらは全く反応無し、先行者でもいたのだろうか。
夕方になりいよいよボウズを腹にくくり、それでもせめて1匹でもとの思いから鶴川へと移動してみるが酷い渇水状態、全く釣れる気がしない…。
それでも何匹から出てきてフッキングするもまたしてもバラし連発。
釣れたのは、すれ掛りの鮎のみであった。
ところでこんな事があった。
本流のイワナ、ニジマスの実績ポイントでこの日2匹目の大物ヤマメをかけた時の話。
ガツン!というあたりからローリングで対抗するヤマメ。
それをいなし、いよいよネットイン目前というところで痛恨のバラし!
サヨナラ~なんて思っていたのだが、ヤマメが動かない、目の前で硬直しているのある。
ん、ネットですくえってか?
一瞬の間があった後、バシャバシャっと流れの中へ帰っていくヤマメであった。