本日、わたしにとって、きっと本当の意味で初めての岩魚狙い釣行へ行って来た。
今まで岩魚の渓と言われているところへ行った事はあったが、岩魚と山女の違いなんて全然わかっていなかった。
今現在は、なんとな~くではあるが、少しだけわかった気になっている。
まぁそれはさておき。
はて、何故こんな時間に記事アップなのでしょうか。
5時30分入渓、先行者はいないようだ。
わたしは今日もヤル気満々、ズンズン釣り上がって行く。
今日はツインパワーにPEを巻き直しての使用だが、またしてもバラしまくる。
なかなか釣り上げる事が出来ないが、面白いように反応がある。
ズンズン、ズンズン、釣り上がる。
イワナってカワイイな。
気のせいか口を大きくあけて、ヌォーっとルアー目掛けて突進してくるように見える。
ヌォーっと突進してきてルアーを見失ったり、勢い余ってそのまま下に落ちていってしまったり、空振りしたり…岩魚自身の空振りだとその後何度も出て来る。
ある一匹は何度も何度もルアーを追ってきてやっと喰いついた!と思ったら釣り針にさぞビックリしたのであろう、ビクンっとジャンプしてそのまま下の方に流れていってしまった。
「痛っ!びっくりした~!」という岩魚の声が聞こえてくる気がする。
思わず一人で笑ってしまう。
岩魚は捕食が下手だなんて聞いていたが、本当なんだな。
で、そのうちになんとかコツをつかんできて、上手く喰わせの間を作ってやると、本日初フィッシュ!ヤッタ!
さて、撮影を~なんて思ってカメラを背中から取り出そうとすると…、ない!カメラがない!
…あった!けど、ガーン!!!
首からぶらさげたままだったぁ~!
わたしのお腹の辺りで水浸しになったカメラが…。
電源入らねぇ、当然か。
はあぁぁ~~~参ったなぁ~。修理代とかかかっちゃうのかな~、悪くすればご臨終?
落ち込みながらも、しょうがないケータイで撮るかと思い。
ケータイ、ケータイ… ハゥ!
ケータイはいつもジップロックに入れてレインシャドウジャケットのポケットに入れているのだが、そういえば今日ジップロックに入れてないぞ?
しかも、ジャケットのファスナーが開きっ放しになっている………。
ポケットの中は水浸し、当然ケータイご臨終。
どんだけ気が抜けてるんだ~って話。
少し落ち込んだけど、とりあえず釣り上がる事に。
うん、カメラは無くても魚は釣れるもんだ。
最大で20センチくらいだろうか、その後もポツポツと追加していく。
かなり反応が良くて楽しい。
でも釣れる度にカメラの事、ケータイの事を思い出す、ガクーン。
それでもズンズン釣り上がる、堰堤を4個、5個と越えていく。
そして次なる事件は起こったのである。
ある堰堤を超え川へ近づくと何処からともなく獣の声らしきものが聞こえてくる。
威嚇しているようにも聞こえる。
周りを見渡すが、姿は見えない。
いや、正直かなりビビってしまってほとんど周りの状況が目に入ってこない状態でオロオロしながら後ずさりをした。
今上ってきた堰堤を下ったところで、辛抱たまらず駆け出してしまった。
もし、声の主が熊だったとして、すぐ近くでわたしを視界にとらえていたのであれば完全アウトであろう。
とても愚かな行為だ。
車道まで行くには、まず川を渡らなくてはならない。
川の中で2度、3度転びながら、ヨレヨレになりながらなんとか車道へ出た。
その後も早足で車道を下りて行くと、釣りを終えたのであろうか?おっちゃん達が酒盛りしている姿を発見。
ここでようやく落ち着くわたし。
いやいや、我ながら酷い有様だ、冷静さのカケラもないではないか。
あービックリした。
なんて思いながらも、そこからまた釣り下がる。
ここも反応いいな、さっきのおっちゃん達ここ入ってたんじゃないのかな?
ポツポツ追加しながら釣り下がっていくと、今日イチと思われるサイズのチェイスが!
よ~し、とるぞ~と思い次のキャストをしようとした瞬間、何かの気配が。
そーっつ目を上げるとそこには…。
人間!人間が立ってる!失礼、漁協の方でした。
ここで完全に緊張感が切れてしまい漁協の方と少しお喋り。
上のほうで獣の声らしきものを聞いた旨話すとサルじゃないかと。
なんだサルかよ!(心の声)
サルってあんな声出すんだ、こんな感じでしたよ~なんて真似してみると、「それサルじぇねぇな。」だって。
「熊じゃねぇ?」的な事を言われ、な~んだ熊かなんて…、え!マジすか。本当に?本当に熊だったの?こ、怖えぇ~。
熊も一匹だと逃げていくが、親子だと危ないぞ、と更に脅されてしまった。
き、気を付けます。
漁協のおっちゃんと別れちょっとすると雨が本降り。
いやぁ、今日はもう止めましょう。
9時30分退渓。
東京に着くと晴れている。
で、洗濯中にブログ更新っと。