東信州 2日目
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ペンションのオーナーによると、この日は特別放流があるとの事。
不精なわたしたちは、なにも調べずにやってきたのだが、それならばとポイントを聞き出動する事にした。
放流開始予定時間の8時頃、わたしたちも入れるスペースを探してスタンバイする。
すでに川は釣り人だらけである。
釣り人だらけではあるが、なんだかのんびりした感じもある。
なにか心に余裕を感じる事が出来る。
周りの釣り人達と、東信州のこの景色がそんな気分にさせてくれるのだろうか。
それにしても、随分と良い天気だな―。
昨日は早めに寝て、充分な睡眠をとれたのであれだが、普段ならばついウトウトしてしまいそうな、そんな陽気である。
とりあえず放流が始めるまではと思い、入った場所にてダウンでネチネチっとやってみる。
岩の上に座り、周りの景色を楽しみながら、ボ~っと気の抜けたキャストを繰り返す。
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2時間程経ち、さすがにわたしは動いてみる事にする。
スペースを見つけては釣り下る。
すでに放流はあったのか、周りの餌氏はそこそこ釣れているようだ。
しかし、わたしは未熟さ故か、生命反応を感じる事が出来ない。
途中、餌氏の方と話をしてみる。
すでに放流は終わったのだが、彼がスタンバイしていたところでは放流して貰えなかったと悔しそうであった。
結局、友人1人が放流前に岩魚を1匹、放流後に山女を1匹という結果に終わった。
わたしたちは大きくポイントを移動する事にした。
望月町や佐久漁協エリアへと行ってみるが、かなり水量の少ないボサな川しか発見する事が出来なかった。
それならばという事で、千曲川へ行ってみる事にしたが、結局なにも起こらずにノーフィッシュで終わる事となった。
という事で、当然魚の写真はない。
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釣果はいつも通り散々であったが、やはり友人と一緒に釣り歩くというのはいいものだ。
わたしは、とても楽しい渓流釣り旅行をする事が出来た。
来年は是非とも東北へ行ってみたい。